統合失調症の前駆状態かもしれないと言われた

あとで見返した時もわかるように、自分の状態をここに書き残しておく。

 

先日また精神科に行ってきた。自分が統合失調症なのではないか、と考えたためだ。

そこに至るまでの根拠はいくつかあった。

 

まず最初に自分が統合失調症なのかもしれないと考えたきっかけは、統合失調症の症状の一つである「自我障害」についての記述をネットで見かけてからだ。

なんでも、統合失調症では、自他の境界が曖昧になることによって、本来は自分の中で発生したはずの声が自分の中で発生したと認識できなくなり、それが幻聴となって表れる、ということらしい。

(主治医に確認したわけではなく、私がネットで呼んだ記事を自己流に解釈したものに過ぎないので、参考にする、と言う人は実際に医師に確かめてからにしてほしい。)

 

この「自他の境界が曖昧になる」という記述に妙にひっかっかった。私の今感じている違和感を一言で表すなら「そこに自我がない」ことだと思う(周りの空気が自分の中を透けて通り受けていくような感じだ)。

 

そう思って色々調べていくうちに、思い当たることがどんどん浮上してきた。

まず、私は中学生くらいの時、自分の考えが他人に漏れることを心配していた。いや、心配していたというよりは、「漏れてるかもしれないから変な考えはやめておこう」と思っていた、と言うくらいなのだが(要するに、「漏れている」という確信には至っていない)。

他にも、もっと小さい頃、小学生くらいの時に、自分の食事に毒が入っていることを危惧していた。家族が手を付けてからでないと食事に手を付けようとしなかった頃がある。

これらはいずれも統合失調症に典型的な症状らしい。なんでも、統合失調症では、発症前にこうした症状が現れることがあるのだとか。

 

他にもある。

この記事にも書いたように、つい最近のことだ。浪人生活が始まったばかりの頃、自分が事故にあったり、天井が落ちてきたり、病気になったり、殺されたりすることをやたら恐れていたのだ。

これは、統合失調症の「妄想気分」にあたる症状であることがネットで調べて分かった(この時の症状は1週間ほどでなくなったのだが)。

 

現在のことについていえば、被害妄想だとか、幻聴だとか、そういったはっきりした症状はまだない。しかし、「なんとなく誰かに見られているような気配を感じる」であるとか、「なんとなく物音に敏感になった気がする」だとかいうことなら感じられる。

 

これらのことから自分は統合失調症なのかもしれないと思い、もう一度精神科に赴いてこれらの話をしみた。

「現状、統合失調症という診断はまだ下ろせない」ということだったが、「今後発症する可能性はあるから気をつけなければならない」ということで、また通院することになった。

 

これを書いている今も、頭がきちんと動いていないのを感じる。画面がブレて読みにくいというか、ぼやけて目に刺さってくる感じがする。(それと、さっきから微妙にタイピングミスが多い。一応気づくことは出来るのだが…)

 

今のところはこんな感じである。今後も経過について気を付けていきたい。

次回は、自分が統合失調症かもしれないと思った理由について、自分の人生を振り返ったうえで書いていきたい。

 

浪人時代、その後

うつ病という診断をされ抗うつ剤を飲み始めた。すぐに効果が出るものではなくしばらく飲み続けなければならないらしい。飲み始めた翌日に今度は体が熱くなった感じというか、じくじくしてきた気がする。重篤な副作用な気がした。

急いで親に連絡するとまた病院に行けということだった。言われた通り病院に行って状況を話す。「そういう副作用はよくあることです」と返された。

 

しかしそれから、自分の死への恐怖は薄らいできた(というか、その後にまた何か騒ぎを起こした記憶がないといった方が正しいか)。一方で、長年悩まされていて、最近になって酷くなった虚無感や倦怠感は、薬をしばらく飲んでも改善されなかった。

薬がなくなったため、また病院に行った。症状がどうなったか尋ねられたのでよくなっていないことを話すと別の薬をまたしばらく飲むことになった。

 

しばらく通院し、薬の量も増えていったのだが(たしか一時期最大容量飲んでた気がする)、虚無感と倦怠感は良くならない。毎日予備校に通って勉強する、ただそれだけで辛い、そんなギリギリの状況が長く続いた。というかほとんど勉強していなかった気もする。机に向かってはいたが勉強に手がつかずスマホをいじっていたら一日が終わる、そんな日も多かった。

当然精神状態が良くなるはずもなく、飛び降りるのに手ごろなビルを探したりしていたのもこのころだった気がする(このブログでは事実の記録に重きを置いているのであまり情緒的な表現はしない方針なため、これ以上はこのことについては語らないが)。

しかし、受験も終盤戦が近づいてくると、一種の諦念が生まれてくる(一番ダメなやつじゃん)。そうしたら多少は精神的にも楽になった。

私は親が決めた大学を親が決めたとおりに受験し(この辺りに関してもいつか書きたい)、その結果現在通っている大学にのみ合格をいただいたというわけである。

受験中はどの学校を受けていても現実感が全くなくて、自分の人生に関わることなのに他人事のように感じた(これは現役の時もそうだったのだが)。よく今の大学に合格をいただけたなぁと思う。

 

さて、楽になってきてからのことである。

その前は良かった。診察に行って様子を聞かれれば「あまり変わらないです」と答えればよかったのだから。

しかし、少し楽になってきてから、私は病院でどう答えればいいのかよくわからなくなっていた。

本当にうまく表現できないのだが、確かに楽になってきてはいるのだが、「楽になってきました」と伝えるのは、どこか言わされているような感じがしたのだ。本質的な問題には抵触していないような。

 

ちょっと今頭が回っていないので自分の文章が客観的に読めない(寝れなかったのもあるが)。このへんでとりあえず終わりにする。

はじめに

とくに書きたいこともないので淡々と自分の精神状態について記していきたい(精神疾患の体験談という対外的意味を含む。あと自分が急に自殺したときのため。いや自殺する時はブログとツイッターは消すか。そんくらいの理性はあってくれ自分)。回らない頭で書いていくので文章が多少おかしくても許してくれ。

これを書いている自分にも現時点じゃ着地点が分からないってところがミソなんですよねこれ。

身内に見られたら「なんかごめん」みたいになられる気がするな。まぁいいや。

 

何から書けばよいかが分からないが、とりあえず最初に精神科に行った時の話をしたい。

私は浪人生で、5月、まだ浪人生活が始まったばかりだった。

予備校からの帰り道に、胸が苦しくなった。場所が場所だから最悪命に関わるため、翌日の授業が終わった後、すぐに内科に行こうと考えた。

(よく覚えていないがこの胸が苦しい感じ自体はもっと前からあった気がする)

翌日も胸部の苦しさは続いた。予備校での授業中に自分は死ぬかもしれない、一刻を争うと思ったので、午後の授業を切って病院に行った。

しかし、今思えば、ここで内科に行く本当の目的は「精神科に行ったときにもう既に内科に行ったという免罪符を作るため」であったように思う。

(このころから精神科に行くというのは既に意識していた。いや本当のことを言うともっと前からなのだがまぁその話はまた今度)

予備校近隣の内科に良くも「心拍数が早すぎるから念のため大学病院でレントゲンを撮ってもらってこい」と言われる(心拍数早すぎたのは死ぬかもしれない気がしてたからだよねたぶん)。

大学病院を紹介されるも内科に行ったせいで軍資金がなくなり河合塾で事情を話して1万借りた。人生初の大学病院で検査を受けるも異常なしと言われる。

(この検査を待っている時間に自分が急死する気がして気が気ではなかった)

ちょっとここまでで状況を整理しておくと、自分が「胸が苦しくて死ぬかもしれない」と思っておきながら、異常があるのは本当は体ではなく精神の方である、と自覚していたということになる。この時点で大分矛盾している。

異常がないと言われ、騒ぎすぎたかとやや反省しつつそのまま帰宅した。

 

たぶんその後のことだ。

身の回りのもの全てが凶器に見えた。まず、電車は脱線して死ぬ可能性がある。地下鉄通学だったので天井が崩れてきて生き埋めになる可能性がある。地上にいても地面が陥落して生き埋めになる可能性がある。飛行機が墜落してくる可能性がある。歩道橋が急に崩れて落下する可能性がある。エレベーターに乗れば線が切れて落下する可能性がある。

anotherなら死んでいた世界線に数日間滞在した。流石に無理だもうどうしようもないと思い、精神科に行った。

不安の症状があることを医師に告げると、「大したことないだろう」といったことを言われ、抗不安薬睡眠薬を少し貰って帰宅した。

睡眠薬は飲むと確かに眠れるのだが、この抗不安薬が全く効かない。身の回り全てが自分の死因な気がする状況は続いた。

厚生労働省のHPで年齢別死者数を調べ1年で死ぬ確率を計算してその低さを確かめても気が晴れない。「不滅のあなたへ」を買って読んでみて死に対する価値観を学ぼうと思って買って読んだのだが特に効果はない。

その数日後、今度は頭に形容しがたい違和感を感じた。脳の病気かもしれない。急いで親に連絡し内科に行きたいと告げると「内科より先に精神科に行け、そこで見てもらって異常があれば紹介状も書いてもらえるから」と言われた(親的には脳の病気なのではなくそう思い込んでいる私の精神の方に問題があると見て分かったのだろう)。

前回胸が苦しくて内科に行ったときは「体じゃなくて精神の問題だろうなぁ」と思っていたが、この時は完全に脳卒中か何かでもうじき自分は死ぬんだという気になっていた。

私は仕方なく親の言う通り精神科に行った。診察室に入ると医師は私の顔色を見るなり「もう大丈夫でしょ」みたいなことを言ったが大丈夫ではなかった。頭に違和感があるから脳の病気かもしれないこと、数日前に胸が苦しくて内科に行ったことを話した。

前回病院に来た時にチェックシートのようなものをやらされていた(おそらく、うつ状態の診断の)。その結果と合わせ、うつ病の心気妄想というやつだろうという説明をされた。なんでも、うつになると脳の機能が弱ったかなんだかで自分が病気だと思い込むことがあるらしい。

そして私は抗うつ剤を処方され、それを毎朝飲むことになったのだ。

 

(つづく)